登場人物紹介

自創作のセルフ二次創作芸能パロディ小説内における創作キャラ設定のご紹介。

※イラストは自作です。過去の落書きを適宜使用しているため、統一感が皆無です。何卒お含みおきください。

 久遠 狭霧 KUON Sagiri

 今をときめくアイドルデュオのひとり。

 相棒の名護真崎に隠れがちだが、とんでもなく顔が良い。どちらかといえば男前な顔つき。
 少し人嫌いで内省的。口数も少なく、滅多に笑わない。一方で、他人の善性に対する信頼は真崎よりも高く、クール系と見せかけて中身は静かに熱い、実は太陽属性の男。素直でまっすぐな分、取り繕うのが苦手なタイプなので、たぶんそんなにアイドル向いてない。

 応援にはパフォーマンスで返す芸術家肌気質。圧倒的な歌唱力に加えて、某SASUKEを当たり前のように汗ひとつかかずクリアする高い身体能力を持つ。常にパフォーマンスを磨き、自身を高めることだけに専念しており、アイドルらしいファンサービスを一切してくれないことで有名。収録でもカメラを見ないため、基本的に目が合わない。

 実家は関西の山奥にある久遠寺。座主・久遠照雪の次男。かなり閉鎖的だが地元では有名な大きな寺院で、重要文化財も多く所有している。そんな環境で育ったためか、専門家も一目置く鑑識眼の持ち主だったり、視えてはいけないものが視えたりする。某鑑定番組に出演した際、専門家より先に真偽を見抜いてしまったり、某心霊番組では「後ろにずっといたあの女の人誰ですか?」と爆弾発言を落としたり、波乱を巻き起こした前科がある。

 「やましいことは特にないので隠す必要もないし、そもそもプライベートを暴くほうが悪い」という考えのため、どうでもいい私生活の情報がよくバレがち。しかし、斎ちゃんに関しては、彼女に迷惑をかける可能性があるため狭霧なりに対策している。お互い言葉にしたこともなく、特にお付き合いをしているわけではないが大事な人なので大事にしたい。

 
 

 名護 真崎 NAGO Masaki

 今をときめくアイドルデュオのひとり。

 芸能パロのきっかけとなった男であり、アイドルになるために生まれてきた男。信じられないほど顔が良い。少々日本人離れした顔つきのため、ファンの間ではハーフやクォータ説がまことしやかに囁かれているが、実際は寺生まれ寺育ちのNさんであり、生粋の日本人である。今年のイケメン芸能人ランキングでは当たり前のようにトップを掴んだ。

 社交的で明るい性格だが、あまり他人の善性を信頼しておらず、ゆえに相手が求める言動を返すことができる。実は月属性の男。
 狭霧とは対照的にカメラの位置は常に把握しており、完璧なファンサービスをお届けするファンサービスの神。ドッキリ番組でも隠しカメラを見つけた上で振る舞うなど、とにかく隙を見せることがない。
 歌唱力や身体能力はもちろんのことながら、演技力も高く、ドラマの主役にも抜擢され、アンチコメントを圧倒的な実力で沈黙させた。ワイヤアクションはワイヤを使わずに生身でこなす。某SASUKEでは汗ひとつかかずに番組新記録を樹立した。ちなみに、底なしの大食漢。

 実家は久遠寺で、狭霧と同じく視えてはいけないものが視える人。さらに、俗にいうお祓いもできるのだが、「いくらなんでも属性過多になる」と考え、狭霧と共に出演した某心霊番組では笑顔で口を噤んだ。

 現在は狭霧と都内のマンションでふたり暮らしをしているが、私生活に関する情報は徹底的にコントロールしており、女性関係の噂が立つこともない。まさに、ファンが安心して夢を見ることができる、完全無欠のアイドル。

 
 

 近衛 斎 KONOE Itsuki

 一般人の美少女。狭霧や真崎の良き仲間。

 芸能界の一流エージェントに一目惚れされ、丁重にお断りしても尚スカウトされ続けているレベルの美少女。立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は曼珠沙華で食べる姿は小動物。

 彼らが出演する番組はできるだけリアルタイムで観ており、彼らがレギュラー出演している番組や狭霧の冠番組、真崎が主演するドラマはすべて録画をしてDVDで保存している。CDやグッズ、表紙を飾った雑誌やインタビュー記事も集めており、彼らの活動を応援している。

 実家は旧家で、まさに深窓のご令嬢。だが、近衛家当主と血が繋がっているわけではないらしい。生まれたばかりの頃に引き取られており、両親や出自は謎。食が細く、少し躰が弱い。現在は実家を出ており、祈さんという侍女の女性とふたり暮らし。
 狭霧と真崎の実家である久遠寺とはいわゆる家族ぐるみの付き合い。

 アイドルとして活動するふたりをなによりも応援しているからこそ言葉にすることも形にすることもない。いずれ気軽に会うこともできない遠い世界の人となって、自分のことなど忘れてしまうだろう、と考えているが、向こうはどうやらそんなつもりはさらさらないらしい、と気づくのはもう少し先のこと。

 
 

 久遠 陽桐 KUON Higiri

 狭霧の兄であり、狭霧と真崎が所属する久遠芸能事務所の社長。

 ある日、弟たちのえげつないポテンシャルに気づいてしまい、久遠寺の跡継ぎという立場は一旦脇に置き、彼らを推すために芸能事務所を立ち上げたという、まさに正真正銘のガチ勢。とんでもない手腕で瞬く間に芸能界の一角を担うアイドルを排出したことで業界では有名なプロデューサ。

 激務に限界が来ると、夜中にひとりで弟たちのライブ映像を観ながらペンライトを振る。

 
 

 名護 真墨 NAGO Masumi

 真崎の姉であり、陽桐の右腕。

 とんでもない身体能力を持つとんでもない美人。某歌劇団の男役的なモテ方をするタイプ。のちにハリウッドデビューしてとんでもない人気を博すことになる。

 
 

 方丈家の皆さん HOUJOU

 
 久遠寺の僧侶たちであり、アイドルふたりのマネージャ的役割も担う。
 
 方丈の姓を名乗っているのは、久遠寺が経営する養護施設などから引き取られて寺で育てられた者たち。ほとんどが寺に残り、僧侶として働いている。芸能パロ時空では交代制でマネージャや運転手の役目もこなしながらアイドルふたりを応援している。

 
 

 君島 操 KIMIZIMA Sou

 「イケメンだと思う男性アナウンサランキング」で第一位に選ばれた、巷で話題の新人アナウンサ。

 少し垂れ目がちの青い目と高い鼻筋が均整に配置された顔立ちと、百九十センチほどある長身が特徴。父方がフランス人、母方が日本人のハーフだが、期待の新人として仕事を割り振られる程度には優秀かつ日本語が堪能。ただし、母国語はあくまでフランス語で、フランスとの中継で通訳担当者が急遽出演できなくなった際に、フランス語と日本語の同時通訳をこなしたことがある。SNSでは当然のようにバズった。
 上司にも物怖じせず、自身の意見を躊躇なく真っ向から発言するため一部からの評価が分かれるものの、まさにトンデモハイスペックな男。

 某実力派舞台俳優Iの実の弟。だが、本人は断固として「兄などいない」と言い続けている。

 
 

 高坂 八束 TAKASAKA Yatsuka

 フランスから日本に渡ってきた君島操をいろいろと変えた、実は君島より年上の女の子。

 病院によく通う程度には少し躰が弱いものの、君島のおかげで毎日ハッピーに生きている。実は、ひょんなことから知り合った斎ちゃんとお茶飲み友達。

 
 

 伊勢 残 ISE Nokoru

 伝説的な前科を持つ鬼才舞台俳優。
 フランスの血を色濃く反映した金髪碧眼のルックスと、舞台における実力だけはたしかだが、その言動すべてがアウトな男。外見と実力を相殺して尚余りあるアウトっぷり。歩く放送コード。

 ちなみに、本作には一切登場しませんのでご安心ください。

目次に戻る▸BACK